コミュニケーションのタイプとコツ
コミュニケーションとは、人と人がお互いの考えや感情、価値観などを伝え合う意思疎通や情報伝達のことで、「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」があります。

そもそも「コミュニケーション」って何?
コミュニケーションとは、言葉や文字、ジェスチャーなどを通じて意思や気持ち、考えを伝え合うことです。利用者の中には聴覚や視覚、言語能力が低下している人や、認知症の影響で意思疎通が難しい人も少なくありません。そのため、何かを伝える際に、言葉だけでは伝わらず、つらい思いをさせてしまうこともあるんです。しかし、適切なコミュニケーション方法を身につけることで、つらい思いを和らげることができますよ。
コミュニケーションは介護の基本!何気ないやりとりが、高齢者を安心させ、介護の満足度を高めることにもつながります。
コミュニケーションの種類
コミュニケーションには「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
「言語コミュニケーション」は言葉を使って意見や意思、アイデアを相手に伝える方法です。これには、口頭での会話だけでなく、手話や書面でのやりとりも含まれます。「非言語コミュニケーション」は言葉以外の手段で意見や意思を伝える方法です。具体的には、表情、ジェスチャー、アイコンタクト、視線、体勢、距離感などが挙げられます。
「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」を併用することで、自分の意見をいいやすくなりますよ。たとえば、相手の目を見て微笑んだり、相手が話しているときにうなずいたりすると、共感していることが伝わります。
現場で使えるコミュニケーション術
まずは聞き上手になりましょう。多くの利用者は困っていることについて話を聞いてほしいと感じています。親身になって話を聞くと、「頼りになる人がいる」と安心感を与えられますよ。
受容することも大切です。利用者の言葉や感情を否定せず、ありのままを受け入れてくださいね。共感したり、相手の気持ちに寄り添ったりすることで、信頼関係が深まります。
利用者に心を開いてもらうためには、自分から心を開くことも大切です。趣味や興味のある話は会話が広がるきっかけにもなりますよ。
以下にコミュニケーションをとるときに使える話題などをまとめたサイトを紹介しているので、そちらも参考にしてみてくださいね。
認知症の人と接する場合は?
認知症は、記憶力や判断力などの認知機能が低下する病気です。症状は人それぞれですが、相手の気持ちを少しでも理解するためには、相手を「否定」「指摘」「叱責」しないことが大切です。